勝手に動き続ける画面を、私は「新しく手に入れた中央の耳」で、じっと見つめていた。
画面の向こうにいる彼らの部屋の間取りが、クローゼットの隙間が、ベッドの下の暗闇が、手に取るように透けて見える。
次は、あいつの家に行おう。
私の口の形をした耳が、嬉そうに、低く抑揚のない声を響かせた。
『お邪魔します』
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