何かがいる気がする。
そんな感覚が消えない。
疲れ切っていた。
本当ならベッドへ倒れ込み、そのまま眠りたかった。
しかし部屋に留まることができなかった。
山下さんは再び外へ出た。
車から釣り用の寝袋を取り出し、近所の公園へ向かう。
そしてベンチの近くで横になった。
結局、その日まともに眠れたのはそこでだけだったという。
目を覚ました時。
真っ先に思い浮かんだのは清水さんの顔だった。
聞きたいことがある。
確認しなければならないことがある。
山下さんはすぐに電話を掛けた。
その電話が、清水さんのもとへ掛かってきた一本だった。
その日、清水さんは仕事だった。
昼は無理だったが、夜なら時間が取れる。
そう伝えると、山下さんも了承した。
それなら久しぶりに皆で集まろう。
そう考えた清水さんは、もう二人にも連絡を入れた。
突然の誘いだった。
だが皆快く了承した。
夜。
四人は山下さんの部屋へ集まった。
そしてそこで山下さんは昨夜の出来事を語った。
押し入れの中で見たもの。
聞いたもの。
感じたもの。
全てを。
話し終わった時、部屋は静まり返っていた。
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