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不思議体験

しんいちさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

裏かくれんぼ 六の怪
短編 2026/08/14 20:35 94view

 何かがいる気がする。

 そんな感覚が消えない。

 疲れ切っていた。

 本当ならベッドへ倒れ込み、そのまま眠りたかった。

 しかし部屋に留まることができなかった。

 山下さんは再び外へ出た。

 車から釣り用の寝袋を取り出し、近所の公園へ向かう。

 そしてベンチの近くで横になった。

 結局、その日まともに眠れたのはそこでだけだったという。

 目を覚ました時。

 真っ先に思い浮かんだのは清水さんの顔だった。

 聞きたいことがある。

 確認しなければならないことがある。

 山下さんはすぐに電話を掛けた。

 その電話が、清水さんのもとへ掛かってきた一本だった。

 その日、清水さんは仕事だった。

 昼は無理だったが、夜なら時間が取れる。

 そう伝えると、山下さんも了承した。

 それなら久しぶりに皆で集まろう。

 そう考えた清水さんは、もう二人にも連絡を入れた。

 突然の誘いだった。

 だが皆快く了承した。

 夜。

 四人は山下さんの部屋へ集まった。

 そしてそこで山下さんは昨夜の出来事を語った。

 押し入れの中で見たもの。

 聞いたもの。

 感じたもの。

 全てを。

 話し終わった時、部屋は静まり返っていた。

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