裏かくれんぼ。
あの話の結末。
死者との再会に執着した男は、徐々に現実との境界を失っていく。
そして最後には――。
嫌な想像が頭をよぎった。
まさか。
あの後も続けているのか。
後日。
たまたま先輩さんと二人きりになる機会があった。
山下さんは遠回しに尋ねた。
「最近どうです?」
先輩さんは少しだけ気まずそうな顔をした。
そして観念したように笑った。
「実はさ」
その一言で嫌な予感は確信へ変わった。
先輩さんは続けていた。
裏かくれんぼを。
定期的に。
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