(それ、動物じゃないか……?)
と思ってしまう。
もちろん口には出さなかったが。
それでも地道に聞き込みを続けた結果、何とか二つだけは怪談として成立しそうな話を見つけることができた。
だが、それでも足りない。
彼が考えていたのは最低五話。
予備を含めれば六話は欲しい。
結局、足りない分は怪談サイトから探して補うことにした。
しかし、それにも不安があった。
誰かとネタが被るかもしれない。
あるいは、
「その話知ってる」
そう言われるかもしれない。
考えた末、清水さんは最後の一話だけは自分で作ることにした。
完全な創作怪談。
誰も知らない、自分だけの怖い話。
その時の彼は、ただ怪談会で見返してやりたい一心だったのだろう。
――その選択が、後になって奇妙な出来事を呼び込むことになるとも知らずに。
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 1票
























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。