職場環境は壊滅的だったが、仕事自体はやはり好きだったし、絵やデザインを考えるのも好きだったからこれはこれでよかった。
一人で仕事をしていると
焦げ臭い匂いがしてくる。この頃になると
結構よくある事になっていた為にあまり気にせずデザインの仕事をしていたのだが
何か声がする…聞き馴染みがあるような気がする。
私は耳を澄ますと
「私さん…!私さん助けて…ねぇ…聞こえる?」
か細い声で私の名前を呼ぶ女性の声がする
さらによく聞いてみると
「熱いの…とっても熱いの…ねぇ助けて…」と
私はハッとした
そうBさんの声だ…
私は席を立ち
Bさん!?どこ!?どこにいるんですか?
この時は怖さより助けられなかった後悔や
Bさんに聞かなきゃいけないことがあったこと
そして私のせいであんな事になってしまったんじゃないかと言う、どこか後ろめたさなど
様々な感情があった。とにかくBさんと話せるのなら話したい
そんな一心だった。
私は休憩室から出ると
奥の私物部屋から真っ黒い煙が見える
よく見てみると人の影のようなものが
扉の前に立っているのが見えた
私は思わず
Bさん!待って!私です!!待って下さい!!
と言ったが
扉がゆっくりと開いて
黒い煙が覆うように扉の中に吸い込まれていった
私は奥の部屋に向かって走り出した
扉が閉まってしまったので
ドアノブを握る
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