距離は一定。
なにもしてこない。ただついてくる。
さすがに耐えられなくなって、友達に相談した。
「それ普通に危ないやつじゃん。警察行きなよ」
そう言われて、やっと決心した。
その日も、やっぱり後ろにいた。
私はわざと明るい道を選んで、そのまま近くの交番に向かった。
ーーー後ろの足音も、同じペースでついてくる。
交番の明かりが見えて、少し安心したとき。
後ろから声がした。
「やっと見つけた」
反射的に振り向いた。街灯の下で、初めて顔がはっきり見えた。
ーーー見覚えがあった。
でも思い出せない。
男は、少し笑って言った。
「ずっと探してたんだよ」
「….誰ですか?」
そう聞いた瞬間、男の表情が変わった。
「覚えてないのか?」
その言い方で、背筋が冷えた。
「3年前のことだよ」
頭の奥で、何かが引っかかった。
でも思い出せない。
男は一歩近づいてきて、言った。
ーーーー「お前がやったんだろ」
その瞬間、
頭の中に、映像みたいなのが流れた。
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