――そこで叔父の意識は途切れました。
次に目を覚ました時、叔父は自分の病室のベッドの上にいました。
全身が冷や汗でびっしょり濡れています。
「……なんだ、夢か」
激しい鼓動を抑えながら、ふとパジャマのポケットに違和感を覚えました。
中を探ると、そこには見覚えのない小銭が入っていました。
150円のコーヒーを買った残り――。
きっちり「350円」のお釣りがあったんです。
(じゃあ、あれは夢じゃなかったのか……?)
血の気が引いていくのを感じながら、叔父は恐る恐る、自分の掛け布団をめくりました。
そこには、あの少年が叔父の腰をグッと掴んだまま、暗闇でじっと笑っていました。
「……つかまえた」
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