少しだけ寂しさもありましたけど。
それでも私は、もう二度と抱き返されたくなかった。
もしかしたら、あの夜はただの悪夢だったのかもしれません。
子供の想像が見せた夢。
でも。
あの重さと、
あの湿った息遣いは、
どうしても夢だと思えないんです。
それに。
どうしてあんなに、抱き返されるのが嫌だったのか。
あの重さと、あの息遣いの意味が、
大人になった今なら分かってしまうんです
だから今でも、私は人形が苦手です。
どんなに可愛い姿でも。
また何かに、抱きしめられてしまう気がして。
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