音は次第に大きくなる。
どうやらこちらに近づいてきているようだ。
はっきりと聴こえるようになったくらいで次の異変が現れた。
トンネルの左側のライトの一つが明滅する。
その間もペタッ、ペタッ、ペタッ、と音は聞こえ続ける。
すると今度は点滅していたライトは普通に点灯し、一つ手前のライトが明滅し始めた。
私はここで確信した。
見えない何かがこちらに歩いてきている。
ペタペタと聞こえているのは、その何かが歩いている音で、点滅しているライトの下に、”ソレ”がいる。
これは本当にまずい。
どんどん”ソレ”は近づいてくる。
ペタッ、ペタッ、ペタッ。
私(お願い、来ないで!)
音が大きくなるにつれて、ここに来てしまった後悔も大きくなる。
ペタッ、ペタッ、ペタッ。
トンネルの入り口、一番手前のライトが点滅した。
ペタッ、ペタッ、ペタッ。
恐怖でどうかなりそうだ。
ペタッ、ペタッ、ミシッ。
音が変わった。
“ソレ”はトンネルから出て道路脇の草の上を歩きだしたようだ。
ミシッ、ミシッ、ミシッ。
“ソレ”が草を踏む音で、私たちのいる場所までもう目と鼻の先だとわかる。
ミシッ、ミシッ、ミシッ•••。
音が止んだ。
目には見えないが”ソレ”は今、目の前にいる。
何もされず、何も聞こえない状況が続く。
不気味なことに、虫や動物の鳴き声はおろか、風で揺れる木々の音さえ聞こえない。
本当の無音だ。
自分の息遣いだけが聞こえる。





























伏線回収すごい
YouTuberおもろい
オーソドックスな話かもしれないが、表現方法と簡潔な文体でとても読みやすく、映画を観てるような気分になった。
めちゃくちゃ怖かった!
魂を代償に願いを叶えてくれる類なんかな。足もらったから幽霊に合わせてくれという願いを健気に叶え続けてくれとるんやぞ地蔵は
対向車に乗ってた亡くなった男女が謎
何故主人公に絡む?
彼らも願った人達?
次回作、期待します。
臨場感ありました。