そのまま何気なく、
ハルキさんのロッカーを開けた。
「あれ……?」
中に、古いガラケーが入っていた。
ユウタ「……これ、ハルキのか?」
俺「スマホ使ってましたよね、あの人」
ユウタ「だよな。なんでガラケー……?」
ユウタさんは軽い気持ちで電源を入れた。
SIMが入っていないのか、圏外表示のまま。
でも、写真フォルダは開けた。
次の瞬間、
ユウタさんの表情が固まった。
「……これ、マナミには絶対見せんなよ」
声が震えていた。
俺も画面を覗いた。
そこには、
夜の住宅街で撮られた写真がいくつも並んでいた。
• 深夜の玄関
• ドアノブに伸びる手
• 郵便受けを漁る影
そして、
フォルダ名がこうなっていた。
「マナミ(自宅)」
ユウタさんはガラケーを閉じ、
自分のポケットにねじ込んで言った。
「……これ、やべぇよ……マジで」
そのまま裏口から走って出ていった。
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