海沿いの二階建ての家に在宅ワークで生計を立てているシングルマザー、A子が入居していた。A子は「うんこ製造機」の分際で
「俺は過敏性大腸炎を患っているから、自宅療養をする!」
という名目の元、一日中、家事と育児もせずにゲーム三昧な上にわざわざ自宅でA子が見ている前で正々堂々と浮気相手の女性を上がらせて浮気行為を行い、ビオフェルミン錠剤とイリボーを缶ビールと一緒に飲みながら、医者がいうストレスのない療養生活が大好きな糞旦那、B助と離婚したばかりであった。ちなみにB助と浮気相手の女は失踪している為、B助から慰謝料と養育費は貰っていないのだ。なお、離婚の原因はA子が外で男と浮気しているという事になっている。A子には息子がいるが、息子はB助との間にできた子供でなく、浮気相手との子供である。さて、過敏性大腸炎の所為で仕事ができない元旦那、B助と別れたA子が海沿いの家で在宅ワークをしている時に電話がかかった。電話相手はA子に向かって
「殺すぞ!人殺しの糞ビッチ!」
と脅迫してきたのである。恐怖したA子は警察に逆探知を依頼する。つかこれって、昔テレビで見たキャロル・ケイン主演のアメリカの都市伝説「ベビーシッターと2階の男」を元ネタにしたスリラー映画「夕暮れにベルが鳴る」のそのままじゃね?とA子は思った。この時は、だ。さて、またA子の元に例の脅迫電話が来た。A子は急いで二階に上がる。二階の寝室のクローゼットにはビニール袋に包まれた元旦那、B助と浮気相手の女のバラバラ死体があるのだ。無論、元旦那と浮気相手の女を殺害したのはA子である。A子は元旦那と浮気相手の女のバラバラ死体の入ったビニール袋を持って外に出る。死体の入ったビニール袋を海に投げ捨てた。A子は外で遊んでいる息子を連れて自宅に戻ると、警察から電話が来た。
「A子さん、急いで家から出てください!犯人からの電話はあなたの住んでいる家の地下室からかけられているんです!」
A子は
「この家には地下室なんてないわよ!?」
と言う。その時、一階の床をぶち破り黒ずくめの男が這い上がってきた。黒ずくめの男の手には斧が握られていた。それを見たA子は悲鳴を上げ、息子を連れて、家の外に出たが、その時、猛スピードで走ってくるトラックに親子ともども跳ね飛ばされ、地面にたたきつけられ、絶命した。トラックの方はというと、そのまま近くの民家に激突した。これは後で分かった事であるが、目撃者の証言によると、トラックの中には誰も乗っていなかったと証言している。もし、この証言が正しければ、スティーブン・キングのホラー映画「地獄のデビルトラック」の無人で動くトラックが実在することになる。
さて、黒ずくめの男はA子の家にある電話を手に取る。警察官は笑いながらこう言っている。
「はははッ、だから地下室に犯人がいると言ったでしょうが!まったく馬鹿な女だぜ!おーい、弟よ。女の方は始末できたかい?」
どうやら、黒ずくめの男と警察官は兄弟(またはグル)だったようである。
終わり

























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