奇々怪々 お知らせ

特別投稿

HiTsUZI1029さんによる特別投稿にまつわる怖い話の投稿です

死について考えてみた
短編 2025/08/06 21:00 1,589view

死について考えてみた。
まだまだ若い私がこんなことを考えることは親や世間の大人様に対し非常に恐縮なことなのだが、これは考えずにはいられない話題だ。

親に話してみると鼻で笑われてしまった私のこの考えを、この場をお借りして手短に書いていこうと思う。
死とは、誰にでも等しく来る。死後の世界は誰もわからない。故に皆、死後の世界について様々な妄想を抱き、その思想を他と共有したがっている。この文章を書く上それは私にも当てはまってしまう、、かもしれないが、ここでは呆れないで読んでいただきたい。
天国は理想で、地獄は戒め…誰もが避けたいものだ。

時々「死後の世界だとか未来の世界だとかからここに来ました」という人がいるがそれは全てその場を盛り上げるために仕立て上げられたものだと思う。なぜなら、そんな人がいたら未来の地球についてや他様々なことについて世間に取り上げられないわけがない。なにより、メディアが黙っていないだろうからだ。

私はそんなことを信じない。だからこそ、自分で死後の世界についてはしっかりと考えていきたいものだ。
この世には死ぬことに抵抗がある人がいれば、それを受け入れて安らかに眠る人もいる。
抵抗がある人についてその気持はわかる。ただ、受け入れられる人について気持ちは理解できない。勝手なことかも知れないが、私の中では、そうだ。

さて、私が考えてきたことをちょっとまとめてみる。

①死ぬとはどうなることか。
死ぬことについては「肉体の腐敗」「周囲の人間が悲しむ」等の事象が浮かび上がるが、私はまずこう考えた。というよりも、暫くこのことについてしか考えられていない。

「積み上げてきたものの崩壊」
つまり、死んだら記憶もなくなるし、そもそも自分はどうなるかということだ。
生まれてきたときから色々遺伝する。親からそれぞれ遺伝子を受け取って私達は生まれてくるわけで、その後は周りから様々なことを学びながら、技術技能知能を携えていく。
子供のうちに大体の人格などを確定させ、大人でそれらが熟練されていく。

人は生涯様々なことを体験・学習していくわけだが、死んだらそれは空っぽになる。
心臓など体内の器官が活動を停止したときに、人は「死ぬ」わけだが、その時積み上げられてきた記憶や力が全部一気に消え去る。
歳を取ると体は動かなくなり、物忘れが酷くなるらしい。死に近づいている。

自虐・・・というかはわからないが、私は体が不自由になり始めるか、70歳くらいで早めに他界したい。誰かに迷惑をかけたり何事も全力で楽しめない状態になったりすることは自分として好ましくないからだ。

そこで、早めに死んでしまうとどうなるかも考える。
これらが浮かび上がった。
・これからあるだろう楽しみが減る。(観光や歳を取った仲間との再開)
・必要以上のお金を残す。(私個人的にはある程度は好きに使いたい((遊びたい)))
・曾孫がもしできそうならば顔を拝むことができなくなるだろう。
これ以外にも色々と考えられるが、今はこんなところだ。

こういう事を考えていると、いつかは忘れるだろうが悩んだまま老人になりそうだ。

死んだら、今までの思い出、頑張って積み上げてきた「力」が消え失せる。ゲームみたいに『引き継ぎ』は出来ないのが『リアル』だ。死んでしまうと全部消える…。痕跡は残るかも知れない。ただ、私自身は消えてなくなるのだ。
私は、それが怖い。まるで、暗闇の中でもがいているような気分になる。

②死んだあと
前世の記憶がある子供の話を聞く。
正直、テレビが「ヤラセ」してるんやろ。と思うのだが、全て完成度が高すぎる。本物だと信じて疑えなくなるくらいだ。証拠がないのが唯一の救いだと思う。

1/2
コメント(0)

※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。

怖い話の人気キーワード

奇々怪々に投稿された怖い話の中から、特定のキーワードにまつわる怖い話をご覧いただけます。

気になるキーワードを探してお気に入りの怖い話を見つけてみてください。