どれくらいの時間が経ったかはあんまり覚えてない。
現場は、母馬の、この世のものとも思えない、
「ヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」って断末魔と、
獣医、先生の、ヤケクソとも現実逃避とも取れるような、
「うわああああああああああああ!!!!」って声、大声で泣き出す女子生徒、
呻くように嗚咽する男子生徒の声が響き渡り
阿鼻叫喚の生き地獄と化した
夜が更けるころに、母馬の断末魔も聞こえなくなって、ようやく、”ソレ”はこの世に生を受けた。
何となく、心のどこかで覚悟はしていたんだけど、
生まれてきた”ソレ”を見て、僕ら全員絶句した。
“ソレ”は、全身青っぽい汚い色で、毛が一切なかった。人間の赤ちゃんみたいな足が七本くらい生えてて、顔は
ごめん……もっと詳しく書きたいんだけど、思い出そうとしたら気分が悪くなってきた……
とにかく、”ソレ”はほんとに気持ち悪い……この世に存在してはならない物の姿形をしてた。
“ソレ”は産まれてすぐ、その場にいた全員を睨みつけて、
「カエレ」
って、ハッキリと言った。”ソレ”が居る方から聞こえたけど、間違いなく、先生の声だった。
母馬は、口から血を大量に吐いて死んでいた。
「カエレ」
今度は獣医の声だった。
みんな、ただ立ち尽くしていたんだけど、最も”ソレ”の近くにいた先生が沈黙を切り裂いた。
「う、ァ、うわあああああああああああああああそれだけはダメだああああああああああああああああああああああ!」みたいなことを叫んで、”ソレ”に向かって拳を振り下ろし始めた。何発も、全力で。
“ソレ”はギッって小さい声を上げた。
グチャ……メチャ……パキャ……とか気持ち悪い音を立て始めたのを見て、生徒たちもまた、絶叫し始めた。
嘔吐する者もいたし、気を失う子もいた。
“ソレ”を助産した先生、獣医は、次の日に死んだ。
“ソレ”の死体を処理した先生は、その次の日に死んだ。
そしてあの日、”ソレ”が産まれるのを目撃した生徒は、卒業後、次々に死んでいった。
僕はまだ生きてる。でも、もう明日には死ぬかもしれない。この文章を書く時、”ソレ”の姿形を思い出しちゃったから。























ええええええええええええええええええええええええええええ
怖いですか?この話…
えこわい、、、
こわいってゆうかぐろい