「動かない方がいいよ。指示する前に動いたら殺すから。」
それはそれは冷たい女の声だったね。
それから女はこう続けた。
「その場から動かずに、目の前のものを思いっきり押して。出来ないなら殺すよ。」
従うしかないよな。俺の命完全に握られてるわけだし。
その時の俺は、今まで感じたことの無い恐怖に負けて、産まれたての羊くらい震えてた。情けないよな。
なんで、どうして、俺がこんな目に合わなきゃ行かないんだ。
確かに俺は価値のない人間だったかもしれないけど、人に恨まれるようなことはしてない。
なんなんだこの状況は。
なんで、なんでって、ずっとずっと心の中で繰り返した。頭の中がぐるぐるして、思考が纏まらない。
涙がボロボロ零れ落ちて
心臓が信じられないくらいバクバクしていた。
「はやくして。」
そんな俺を全く気にもとめず、ひたすら冷たく、女は言い放った。
もう、考えてる時間はなかった。
押せってどういうことだよ。って、半ばヤケクソに目の前に何があるかも知らず、思いっきり手のひらを前に押し出した。
冷たい物に触れて、重かったけど、すぐに手応えが無くなった。
……その瞬間だった。
「……ありがと。」
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そんなこと考えるな!生きろ!
とてもリアルで、すごく怖いお話でした。
しぬなななななななななななななな
とてもスリルでした。
怖い話って往々にしてそうなんだけど・・理不尽だよねぇ
⚪︎ぬなぁー!お前は人助けしただけだぞ?!何が悪い?!
こっわ しぬなーーーーーーーーーー
渋沢一家に関わってしまって最悪なことに巻き込まれてしまった。
世の中こういうことがほんとにあったりしそう
怖かったです。
極限の精神状態だからだろうけど、逆恨みすぎるよなぁ。こういう理不尽などうしようもない恐怖好きですよ
わーおー