私は、コントローラーを握る手が震えるのを感じた。これは、いつもの「どうぶつの森」ではない。そう確信した時、画面の奥に、ぽつりと小さな小屋が見えた。
小屋に近づくと、中から奇妙な音が聞こえてくる。「…グチャ、グチャ…」まるで、粘性の高い液体が絡み合うような、不気味な音だ。私は意を決して、小屋の中へと入った。
小屋の中は、ひどく荒れ果てていた。壁には、奇妙な模様が描かれた木製の仮面がいくつも吊るされている。中央には、何かの塊が置かれていた。
それは、黒い不定形の塊で、そこから無数の触手が伸び、小屋の壁や床に吸い付いている。そして、その塊の表面には、無数の目のようなものが光っていた。それは、動物の目だった。鹿の目、猪の目、ウサギの目…。これまでゲーム内で出会った動物たちの目だ。
その全てが、私をじっと見つめていた。
「…あつまれ…、あつまれ…」
その黒い塊から、低い唸り声のようなものが聞こえた。それは、無数の声が混じり合ったような、異様な声だった。私のヘッドホンから、その声が直接脳に響く。
私は、パニックに陥った。コントローラーを投げ捨て、電源ボタンに手を伸ばそうとした、その時だった。
画面の中の私の分身が、勝手に動き出したのだ。私の操作とは関係なく、私の分身はゆっくりと、あの黒い塊に近づいていく。私は必死にボタンを連打したが、何の反応もない。
「やめろ!やめてくれ!」
私は叫んだ。だが、その声は誰にも届かない。画面の中の私の分身は、そのまま黒い塊に吸い込まれていく。そして、私の分身が塊に取り込まれた瞬間、画面が真っ暗になった。
数秒後、画面に再び光が灯った。そこには、いつもの「どうぶつの森」のタイトル画面が映し出されていた。しかし、ロゴの背景に、あの黒い塊が微かに蠢いているのが見えた。そして、タイトルには、こう書かれていた。
「「あつまれ、臓物の森」」
私は、コントローラーを放り投げ、震える手でゲーム機の電源を強制的に切った。
しかし、それから数日経った今でも、私は夜になると、あの「グチャ、グチャ…」という音が、どこからか聞こえてくるような気がする。
そして、ふと鏡を見ると、自分の顔のパーツが中心にあつまっていた。






















こっわ
こっわ めちゃ怖い
怖すぎる
あつまれは動物と自分の分身のかおや体のことをあつまれってこと?