その化け物が何かを言おうとした瞬間、咄嗟に体が動いた。
恐怖で頭が真っ白になったけれど、体が勝手に動いたんだ。そいつの顔に思いっきり回し蹴りを食らわせる。
「べきっ」っという不快な音と共に、首がひしゃげ、そいつの体は膝から崩れ落ちた。
まるで中に何も詰まっていない人形みたいに、ぐにゃりと倒れたんだ。
すぐに走って家に帰る。もうあんな神社二度と行くもんか、そう心に誓った。
すぐにうちのじいちゃんにこの話をした。
そしたら、血相変えて言うんだ。「ヒトガミ様に会っちまったのか!?明日、⬛︎⬛︎神社でお祓いするぞ。手遅れになるぞ!?」その気迫に押され、渋々承諾したんだ。
じいちゃんのあの顔は、まるで別人のようだった。
そういえば、友達を置いてきてしまった。明日謝ろう、そう考えながら、眠りについた。体は疲れていたけれど、興奮と恐怖でなかなか寝付けなかったんだ。
次の日の朝、早朝から神社へお祓いに行くことになった。空はまだ薄暗く、冷たい空気が身を切るようだった。古びた神社の境内に入ると、一層ひんやりとした空気が漂っていた。お祓いを始めるんだ。
神主は、顔に深い皺を刻んだ老人だった。彼の瞳は淀んだ沼のようで、底知れぬ何かを宿しているように見えた。彼は白い狩衣を身に纏い、古びた祝詞を読み上げる。
その声は、風に揺れる木々の葉擦れのような、不気味な響きを持っていた。
神主が振るう御幣の先からは、微かな土の匂いがした。それは、まるで地面の下に埋められた何かを呼び覚ますかのような、ぞっとする感覚だった。
祝詞の終わりには、低く唸るような声で「祓え給え、清め給え」と繰り返された。
























肉がアアアアアアアア
じいちゃんさようなら
ドッペルゲンガーってあうと死ぬらしい(自分)
グロすぎ