これは、俺が、小学生のときに友達から聞いた話だ。
Y太は、放課後、一人で教室で掃除を任されていた。友達はとっくに、行ってしまったが、Y太は、誰よりも賢くて偉い子供だと思われたかったから頑張って掃除をした。
10分ほど、掃除すると、俺は、ランドセルを背負って、学校から出た。Y太の家は、墓地を通った奥にある。墓地を歩いていると、誰かに、肩を叩かれた気がした。振り返っても誰もいない。気のせいかと思い、歩いていると、奥に、きれいな女の人が立っていた。女の人は、Y太の方を向くと、にっこりと笑って言った。
女の人「こんにちは。あなたは小学生ですか?」
Y太「はい。そうです。ここでなにかしているのですか?」
女の人「そうよ。私はここで、亡くなった夫のお墓参りをしていたの。」
Y太「そうなんですね。亡くなったことは、とても悲しいと思います。」
女の人「あなたほど、やさしいこどもは見たことがないわ。じゃあ、あなたには、このお守りをあげる。これは、絶対に粗末に扱っちゃダメよ。」
Y太「ありがとうございます。粗末には扱いません。」
女の人「よかったわ。じゃあ、気をつけて帰ってね。」
Y太「はい。わかりました。」
一方、Y太のクラスには、T介という、意地悪な男子がいた。
T介はY太と同じような女の人に会った。そして、T介は、女の人に意地悪はしないことを約束した。次の日、T介はその約束を破ってしまった。その後、T介は女の人にあの世へ連れて行かれてしまった。
女性は何者なんだろう…