夢と死の狭間

俺、最近知ったばっかりの話なんだけど。
某感染症が広がる前から6階建ての　
ちょっとボロボロなマンション（最上階）に
住んでたんだよ。
それも結構昔からあるタイプの。それで、
住み始めた頃からかな。変な夢を見るようになった
ジェットコースターで内臓がフワッ…ってなる
様な感覚。　目の前には建物？マンションの
ベランダらへんに俺がいる。そしたらそのまま
女の人が飛び降り自殺する。生々しい叫び声が
耳に入ってきて、俺は飛び起きる。
それだけ。そん時俺はホラー系の動画に　
ハマってて、母に相談しても
「そういう類いのやつばっかりみとるから

変な妄想癖みたいな夢みんねん！
たいがいにしぃや」と…。
まぁ確かに夜中トイレに一人で行けないビビりが
それを見るのが悪い。俺は言い返せず日が経った
でも、何度も繰り返し見る。
俺はその度にびくびく怯えてた。
だって俺悪いことしてないし、
したとしても漢字テストわかんなくて全部
カタカナで答えたぐらいだ。
それに事故物件でもなんでもない。

そう俺は、中学生になるまで思っていた。
皆は、事故物件だった家に誰か他の人が１回
住んだら、事故物件というのを
わざわざ知らせなくていい。という制度に。

俺の家は事故物件だった。それを知ったのは
学校でパソコン授業の時、何気なく自宅を
調べていた時のことだった。
不意に出てきた、（名前は伏せる）某サイトに
「〇〇市〇〇（俺の住所）
ー6階から飛び降り自殺ー女性死亡ー。」と。
俺はビビった。夢でみたのと同じ
マンションから女の人が飛び降り自殺する
俺はこれ以上調べるのが怖いから調べなかった。
でもわかったのは、
　確かに俺のマンションは事故物件だった
　マンションと言ってもその部屋の一室だけ
　何らかの影響でその光景を夢で見ることが出来た
　ジェットコースターで内臓がフワッ…ってなる
　様な感覚は飛び降りの瞬間