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不思議体験

fudousanyaさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

ダム
短編 2024/10/08 12:13 1,357view

笑い「群れも三つくらいだし全部合わせても60くらいしかいないよ」と言うのです。

「ギャーギャーと煩かっただろ?」「いやグエグエて・・」

オジサンは「猿はグエグェとは鳴かないよ」と話が合ってこないのです。

大きな猿が目の前に降りて来て・・・坂道を指さして・・と話していくとオジサンは

「猿が?おまえに?」と驚いているのです。

「それ、本当に猿だったか?」と言い出すのです。顔は赤かった、目が黄色い・・身体も家

にあるヌイグルミ程度で、と動物園にある猿山の猿と照らし合わせてみたのですが、思い

出すと「猿だった」「猿ではない」の確証が持てなかったので私は返事が出来ませんでした。

なにより、目の前に降りて来て「帰れ」と指さして頭をクイクイした猿を思い出すと

あれが本当に猿だったのかと自分でも判らない。オジサンは「怪我しないでよかったね。

早く家に帰りなよ」と言っただけで興味が無くなったようでした。私は本当に猿の群れの

中にいたのか?と今でも確証が持てないのです。

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