俺は〇〇が好きで、夏だけじゃなくいつも一緒にいたい。
会えない間もずっと○○のことを考えてる。
こんな田舎抜け出して、一緒に××(志望校がある街)に行こう?
そういうと、
嬉しい。▽▽が私を好きなのは知ってたよ。
ちゃんと言葉で聞けて嬉しい。
私も好きだよ。でもいけない。ここから出られない。
なんで?
お兄ちゃんは、村の子供たちにいじめられてた。
一度でいいから、楽しく遊びたかったの。
だから▽▽と遊んだ年に向こうに行ってしまったの。
私は、恋がしたかった。結ばれたかった。
もう二人は想いを打ち明けてしまったから、行かなきゃいけないの。
彼女は俺に抱き着いて一言、”ごめんね”と囁くと、気づいたらいなくなっていた。
状況が理解できない。
ふられたのか?俺。
そもそも彼女はどこにいったんだ…?
とぼとぼと家に帰り、今まで一切話していなかったあの子とお兄ちゃんの事を、
じいちゃんに話してみた。
すると、じいちゃんは驚いた表情を浮かべ、ゆっくりと語り出した。
その子たちは、かなり昔、流行り病で亡くなってしまった子たちでな、
お盆が近くなると、神社に現れるって言われてたんだ。
でもな、悪霊じゃないから、子供や心が綺麗な人にしか見えないんだ。
お前は〇〇が好きだったんだろう。だから見えたんだよ、きっと。
長い間あそこに縛られてたんだ。お前が解放してあげたんだ。喜びなさい。
俺は大声をあげて泣いた。
彼女やお兄ちゃんが幽霊だったことなんてどうでもいい。
もう二度と彼女に会えないことを悟り、両親がびびって様子を見に来るほど泣いた。
あれから10年近く経つけど、あの子の顔が片時も頭から離れない。
いつかあの子の生まれ変わりが現れるまで、誰かを好きになることはないだろう。
怖いより悲しいの方かな
せつない…
切ないなぁ
打ち上げ花火の歌詞が頭をよぎったね
切ない
いい話だなぁ!
純愛だね!
切替えてこー
切ないけど、いい話!映画にして欲しい。
何度見ても悲しい蛍火の杜を思い出した。