熱中症
投稿者:ねこじろう (147)
長編
2024/08/02
07:33
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ドン!、、ドン!、、ガシャーン!!
どうやらリビングからのようだ。
何事かと慌てて飛び起きるとベッドから降り、廊下に出てからリビングのドアを開けると電気を点けた。
そして目の前の光景を見た途端、一気に心臓が激しく脈打ちだす。
室内奥まったところにあるサッシ扉のガラスが割られており、その前にスーツ姿の男が立っていた。
男の足元の床には無数のガラス片が散らばっている。
黒髪を七三に分け白いマスクをしたそいつは、どうやらさっき玄関前に訪れた者と同じ男のようだ。
右手には鉄パイプが握られている。
「貴様~俺の家を乗っ取る気だな?」
男は上目遣いでそう呟くと、ずかずかと俺に向かって歩きだした。
「ひ!」
俺は小さく悲鳴を上げ振り返り廊下を走り出す。
そして玄関まで行き着くと、焦りながら鍵を開けようとしていた。
だが男の動きは意外に素早くてすぐに背後に追い付き、振り上げた鉄パイプを俺の後頭部めがけて振り下ろした。
ゴン!
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嫌ー!
コメントありがとうございます
━ねこじろう
臨場感ありますね。
,ありがとうございます
━ねこじろう
応援してます。
ありがとうございます
━ねこじろう