訝しげに思いながらドアスコープを覗いてみた。
そしてはっと息を飲む。
髪を七三に分け白いマスクをした男が、薄暗い廊下に虚ろな目で立っていた。
さっき路地を歩いていた男によく似ている。
男はまたドア横の呼び鈴ボタンを押した。
ピンポ~~~ン
俺はドアに顔を近づけると尋ねる。
「あの、、何のご用事でしょうか?」
しばらくすると男の低くくぐもった声が聴こえてきた。
「ここ、私の家なんだけど」
「は?」
俺は思わず周囲を見渡した。
下駄箱の上には見慣れた猫の置き物。
そして足元にはいつも履いているお馴染みのスニーカーに仕事用の革靴。
間違いなく俺の家だ。
この話は怖かったですか?
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嫌ー!
コメントありがとうございます
━ねこじろう
臨場感ありますね。
,ありがとうございます
━ねこじろう
応援してます。
ありがとうございます
━ねこじろう
怖かったです。
応援してます!
これって意味怖なんですか?
応援してます!!!!
中々怖かったです
アウターゾーンで漫画に似た話があった気が、、、
昨今の夏の暑さは異常ですね。