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呪い・祟り

イエティさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

ある夏の夜、丑の刻参り
長編 2021/03/15 11:46 21,566view
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おちゃらけムードから一転、朝までファミレスで過ごし、家路に着いた。

翌日、Hから電話があった。

「あいつ腕だけじゃねえ!!足も持っていきやがった!!まじ殺す!!!殺す!!!!」

2日後、電話にも出ないHを心配してH宅を訪れた。

Hは、右半身麻痺で車いす生活。
発狂して精神病棟に入院しているらしい。

あれから4年、未だにHは出てきていない。

”夏の思い出”そう簡単に考えられるものじゃない。
だって、おっちゃんの腕を殺っちゃったかもしれないんだぜ。

4年も時間を置いてしまったが、俺とYとCはあの湯治宿に赴いた。

おっちゃんが出迎えてくれ、「おーあんときの!」
覚えていてくれたようで、しかも右腕はちゃんとあった。

「4年前くらいに右腕怪我しなかったですか?」

「おお、なんで知ってんだ?
 ジョギング中に真っ黒い服着た野郎に襲われてよぉ。
 人間じゃねえ感じしたからよ、お経読んだらどっか行ったわ。
 覚えとくもんだな~」

せめておっちゃんが無事で安心したよ。

人を呪わば穴二つ・・・

5/5
コメント(4)
  • 「人を呪わば穴二つ」
    ほんとこれに尽きるなあ

    2021/03/15/17:29
  • おっさんつよいな

    2021/04/11/20:19
  • 穴二つってか完全に返されてるよね
    呪い返しくらっちゃってるよね

    2021/07/17/23:04
  • 人を呪わば穴二つ、まさにその通りだね

    2023/01/26/22:34

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