小学生時代の彼を誘拐したのは、紛れもなく大人になった小沢くん本人だという不可解な一連の出来事にも僕の理解が及ばない。
小沢くんの存在が急に消えた原因もわからないし、なぜ僕だけが彼のことを覚えているのかもわからない。彼があれからどんな人生を送ってきたのかもわからない。
わからないことだらけのなかで、ただ一つ確かなことがあるとすれば“小沢くんは間違いなく存在していた”ということだ。僕だけが彼の存在を覚えていた。
だからこそ、もう一度僕は小沢くんに会いたい。
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最高にいい話でした!なんかせつなくてジーンと来ました。
鳥肌が止まりません!
今月も投票ありがとうございました。
6月も2作品投稿したのでよろしくどうぞ。
とくのしん
結局無視したんかい………
有り得ない話だけど面白かったです
感動
これ、どうなるんだ?結局
『小沢くん』が存在した事に、皆んなの記憶が
変わるのかな まぁ その辺は野暮ってもんか(^_^;)
どういうこと。。