部屋に籠るなにか
投稿者:八尺マン (47)
俺はこれまで色んなアルバイトをしてきた
定職にありついたことはない
どうにもずっと同じ場所で働くってのが性に合わなくてね
ちょっと働いたら辞めてまた違う仕事ってのをここ数年やってきた
住む場所もネカフェが主だった
根無し草が俺の生き方だ
そんな俺だが、ここ最近は一つの会社に割と長く働いている
それは何でも屋のアルバイトだ
といっても、俺は色々な仕事はしてきたが専門的な知識とかあるわけじゃないから、
誰でもできる、たとえば人気商品を買うために朝から行列に並ぶとか散らかった
部屋の掃除をするとかそんなのばかりだ
けど、毎回場所も
仕事内容も違うから結構楽しめている
で、今回は何の仕事が来るんだろうって思ったら、今回はすごく簡単な仕事でちょっとした身の周りの世話だっていうんだ
ある人の家にいって、時々、その家の二階に住んでいる人に物を持って行ったりすればいいだけの仕事っていうんだ
なんだそれって思って詳しいことを聞いてみたら、ようはニートの世話をして欲しいって話らしい
その家には何年、いや何十年も自分の部屋に引きこもっているニートがいて、
マジで一歩もその部屋から出ないらしい。
毎日、親が食事を部屋まで持って行っているんだそうだ。
で、これまでは専業主婦だった母親がニートの世話をしていたが、最近亡くなって父親だけになった
父親はそのニートを支えるため働いているため、昼間は世話ができない
それでこっちに仕事が回ってきたらしい
俺は最初断った
だって、部屋から一歩も出てないなんて、風呂とかもロクに入ってないだろうし、下手すらトイレすらちゃんと行ってないんだろ
下手すりゃ小便が沢山詰まったペットボトルの処理なんかやらされかねない
そんなのはごめんだ
だが、話によるとそんなことはしないでいいらしい
その父親がいない時だけの面倒を見ればいいだけで、大変なことは任されない
ただ食事を持って行ったり買い物に行ってもらえればいい
おもろいやないかい!最高やで👌
謎を知りたいです!