座敷童の相対性理論
投稿者:竹倉 (9)
一 2016/02月一
大震災から早くも5年の月日が流れた。
震災の爪痕は大きく、各々のインフラが整備させるまでかなりの時間を要すこととなった。
岩手の祖父祖母も、自宅は無事であったとはいえ、東北の惨事を目の当たりにし、当然のことながら相当なショックを受けていた。
ようやく世間も落ち着き始めた頃、田舎の祖父祖母を我が家で引き取ろうと言った話が出始めていた。
実はずっと以前から説得を試みていたらしいが、祖父が頑として首を縦に振らなかったため、なかなか話が進展してこなかったのだが、先の震災を期に、祖父もようやく覚悟を決めたらしかった。
俺もそれについては賛成であったが、やはり気になることもある。
そう、彼女の事だ。
俺も15歳となり、この春から高校へ入学をする。
この歳になれば、彼女が何者であるかはおおよその見当はつく。
触れる事ができるから幽霊ではあるまい。神様か、はたまた妖怪の類か?
恐らくは『座敷童子』と呼ばれる者かもしれない。
この際何でも良い。
神奈川県から岩手県ともなると、その距離はもとより旅費も相当なものになるため、
これまでの俺はどうしても親を頼らざるを得なかったのだが、ここに来てひとつ朗報がもたらされた。
この春休み祖父母の引越の手伝いをしてこいとの、両親からの仰せである。
これは断るわけにも行くまい。
本音は別の所にあったのだが、渡りに船とはこの事だ。
当然旅費も負担してもらおう。
一 2016/03月一
東京駅から東北新幹線に乗り込み、
続きが気になります
えっ 続き気になる
文末は書き途中かな?面白いから続きが気になりました。
え、続きは?
お世話になっております。投稿主です。
下書きのメモ帳から全文をコピペしたつもりだったのですが、何故か中途半端なペーストとなってしまいました。
ネタではなく、メモ帳からも後半部がなくなってしまっています(酔ってなんかしたっぽい)
記憶を振り絞り、続きをアップしたいと思いますので、覚えていたらまた読んでやってくださいm(_ _)m
ちょっ、今、岩手の爺ちゃんちで荷物運び出してるわ!って、気持ちで読んでました😀
続き、楽しみに待っています。
「寄り合いから帰ってきた祖父と父の顔つきが険しかった」というところが気になりました。何か起こるのかな?
続き楽しみに待ってます!
とてもノスタルジックで香るお話でした。
続きが気になりますが高校生になった主人公が座敷わらしに会えたのかそれはまた別のお話という終わり方も良いのでは感じました。
今更投稿主です。
これ書いていた当時、自分的にはこれ以上ない作品としてアップしました。
結果的に後半紛失となりましたが、何度書き直しても、どうにもしっくりきません。
終わりは決してハッピーエンドではなかったです。むしろ鬱エンド。
嗚呼、きちんとバックアップを取っておけばよかった。