「さあ、またあの人形に狙われないとも限らない。はやく行きなさい」
「しかし・・」
「いいから。さあ、行ってくれ。もうこの辺りには近づかないように」
俺は店から出た
振り返ることはしなかった
どうにかしたい
しかし、どうにもならない
あの膨張した人形を見たらもう何もやろうとは思えない
ただただ逃げるだけだ
俺に出来ることは
俺はその日以来、お店には近づかないようにした
久しぶりに家に帰ったところ、家はほぼ変わらない状態だった
人形はなかった
店主さんの言う通り、俺は解放されたらしい
ただ人形があったところの壁が赤く染まっていた
この赤は何なのかは考えないことにした
俺は引っ越すことにした
隣の隣の県に移った
仕事も辞めた
今は別の仕事をしている
とにかくこれまでの環境を変えたかった
引っ越して2か月くらいして、店主さんが何者かに殺されたというニュースが流れてきた
閉店することが決まっていた店の中で何者かにバラバラにされて殺されたという
週刊誌によれば店主さんは100以上に細かくバラバラにされて店中に散乱していたらしい
一つおかしな点があって血がほとんど残っていなかったとのことだ
俺にはわかった
あの人形が店主さんを殺して血を吸ったのだ
俺の血を吸ったように
そして、やつはまた大きくなって・・・
いや、もう考えるのはやめよう
俺にはどうしようもない
それからもう1年経つが今のところ無事だ

























怖かったです((T_T))
( ゚д゚)
怖すぎる!
チャッキーみたいやな
それが魔物でも生きた人間でも勝手に気に入られて勝手に付き纏われ最後は命まで奪われるなんて理不尽で怖過ぎる。
厳しいって
怖えええええ