お守りフィギュア
投稿者:今井 (2)
短編
2024/01/04
23:13
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そのフィギュアは15センチほどで手足が稼働するタイプの物だったので寝る前に動かして遊んだりしていました。
油断し切っていたその晩、ヤツは来ました。
のしかかり
「思い」「苦しい」
そして前回と同じように私の目は覚めました。
確実に目の前に居るヤツ。
全身から汗が吹き出しました。
呼吸も乱れ本当に苦しい。
その時です。
制服、学生カバンを持った金髪の女の子がヤツを蹴りで吹っ飛ばしたのです。
マジで吹っ飛んでました。
あれ?
え、、りちゃ、、ん??!!
そう私が枕元に置いていたフィギュアのキャラクター名なのですが、なんて言うかその目の前に居る制服の女の子が現実の人間なんですよ。
全然アニメってないと言うか、、
凄く可愛いんですけどマジで『人』なんですよ。
その子はこっちも向かずカビゴンを睨め付けてました。
そして徐々に薄くなりました。
今自分の目の前で起こったことに驚愕して寝ることもなく呆然と朝を迎えました。
周りが明るくなってきた頃にふと我に帰り、枕元のフィギュアを手に取りました。
なんとバラバラになってました。
凄く悲しくなって泣いてしまいました。
ありがとうと感謝をしました。
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不思議な話ですね
ハラショー!