祖母の家で見つけたもの
投稿者:わい (2)
僕は言葉が出なかった。
兄「だから、その巻物を見つけてしまった俺たちに呪いが降りかかってると思うんだ。
俺はあの日から毎日あの夢を見てる。」
僕「え!?僕はあの1日だけだったよ?」
兄「そうか、、おそらくそれは俺がこの巻物を持ち続けていて、
それはSがあの巻物から離れたからじゃないかな?」
僕は自然に兄の言うことに、納得するしかできなかった。
兄「そして俺らのばあちゃんはこのことを知ってずっと1人で持っていたんだと思う
少しでも呪いが弱くなるように、供養とかをすればよかったと思うけど
これを見た人が、どうなるかを知っていたからずっと1人で戦っていたんじゃないかな?
ただ歳も歳だし、呪いに体が耐え切れなくなって、首の病で死んだ。」
確かに祖母は、首の病気で死んだ。
もしかして、本当に何か関係があるんじゃ、、、
僕「兄貴は大丈夫なの?」
兄「今のところはな、ただ夢を見るたびに首が日に日に痛くなる。それに、、」
兄が言葉を詰まらせた。
僕「それに、、何?」
兄「夢を見るたびに、俺の首を切る男の顔が少しづつ見えてきたんだ、、」
僕「え、、、?」
兄「この前電話で首を切られた時の話をしただろ?
1度切られたけど、死にきれなくて、痛みの中で切った男の顔を覗こうとして
顔を見上げたところで、再び切られて死ぬっていう。
結局1度目は顔を見れず、2回目の刀の振り下ろしで死んだ。
だけど何度もこの夢を見るたびに、切られる回数が増えているんだ、、
最近なんか、4、5回切られてようやく死ぬ感じだ。
だからそれに比例して、夢の中で意識がある時間が長くなるから何としてでも
男の顔を見てやろうと思うんだけど、見る前にいつも死んでしまうんだ。。」
兄は明らかに怯えていた。
無理もない、あんな恐ろしい夢を毎日見ているのだから。
僕「早くどうにかしようよ!
そうだ!お寺か神社にもっていって供養してもらう!」
もう少し読みたかったです。
作者です。
すいません、こちらのお話まだ、作成途中でして。
まだまだ続きますのでお楽しみに。