祖母の家で見つけたもの
投稿者:わい (2)
この巻物を見つけてしまったのは僕たちだし、僕たちの先祖は確かにひどいことをしてきたかもしれない。
だからと言って、僕たちに被害が来るのはおかしいと思っているし、早く手元から放してかかわりを断ちたかった。
兄「もちろん、もう持って行ったさ。だけどどこも門前払いで相手してくれなかったんだ。」
僕「え、じゃあどうすれば、、、」
兄「これはもう、俺がどうにかするしかないと思ってる、、、」
どうにかって、、どうするんだよ!
そう兄に聞こうとしたが、聞けなかった。
兄は、悲しい顔にも見えたし何か覚悟を決めたようにも見えた。
その後は、兄との会話も続かないまま店を後にした。
その4日後、兄が亡くなったと父から聞かされた。
父から聞いた話では、兄は祖母の葬儀の日から大学に行っていなかったらしく、
心配してくれた兄の友達のMが兄の様子を見に家に行ったところ、首を吊ってなくなっていたらしい
僕は、膝から崩れ落ちた。
兄は恐らく呪いのせいで死んだ。
僕があの木箱を、巻物を見つけてしまったばっかりに、、
兄が死んだのは僕の責任だ、そう思うと胸が張り裂けそうになった。
兄の自殺に関して、祖母の葬儀から大学をいっていなかったこともあり、大学でのいじめも疑われたが特にこれといった証言や証拠も出てこず、進学や将来のことによる不安等での自殺として方つけられた。
1か月の間に、2人も身内が亡くなり、兄の葬儀中もずっと不穏な空気が流れていた。
葬儀が終わり、僕は棺桶の中で冷たくなっている兄の前に立っていた。
僕(なんで死んだんだよ、、兄貴、、、)
僕がそう思っていると、後ろから声を掛けられた。
父だった。
父「S、ちょっといいか」
そういって父は僕に、1枚の手紙を渡してきた。
手紙には「Sへ」と書いてある
父「これは、兄の友達のM君が、兄の部屋で見つけたものらしい。
Sにあてたものだと思って持っておいてくれたそうだ。」
僕はすぐに手紙の中を見た。
Sへ
もう少し読みたかったです。
作者です。
すいません、こちらのお話まだ、作成途中でして。
まだまだ続きますのでお楽しみに。