謎の液体

　会社の帰り、いつも通りとある線道路沿いの道を歩いていた時。そこは高層のマンションが建ち並んでいた。すると突然、上から何か液体のようなものが目の前に降ってきた。

　何かと思って上を見たけど特に何もない。雨が降っているわけでもなく天気予想でも雨が降るようなことは聞いてない。頭に「？」を浮かべたものの早く帰ってゲームの続きがやりたかったため気にせず帰った。

　翌日と翌々日は残業があったため普段よりも帰りは遅くなった。その間は特に何もなく例の液体についてはもう忘れていた。

　しかし今日は定時上がりで例の日とほぼ同じ時間に同じ道を通った。するとまた目の間に液体のようなものが降ってきた。2回目というのもあり初回より反応がよく、すぐさま上を見ることができた。そしたらマンションの窓から誰かの頭が一瞬だけ中に引っ込むのが見えた。

　夜遅く暗いため年齢や性別などは分からなかった。すぐ帰ろうとしたけど降ってきた液体について気になり始め、スマホのライトをつけてよくみて見た。色は白っぽい色をしていた。その辺に落ちてた石を拾いその液体を石で触ってみたら何やら粘っこかった。その瞬間心臓がバクバクしてダッシュで家に帰った。それから通勤経路を変えてあのマンションは通らないようにした。それ以降は特に何事もなく過ごしてるけどいろいろモヤモヤが残る出来事だったなと思う。