真夜中に見た不思議な光景
投稿者:K (15)
私がまだ実家に住んでいた頃の話ですが、私の実家は田舎の高台にありコンビニに行くのも車を出さなければならない所です。
ある日どうしても必要な物があり、時間は夜中になっていましたが仕方なく車でコンビニに向かいました。
しばらく車を走らせていると、前方の道の白線側を何かがいるのが見えました。
次の瞬間、それは三輪車に乗った子供だということが分かりました。
その時は「あー、子供が三輪車で遊んでるな」くらいにしか思わなかったのですが、すれ違い際にその子は男の子で半袖の黄色っぽいTシャツに白っぽい半ズボンを履いていて額に大きめの傷があることがハッキリ分かりました。
その子は目を伏せていたので目は合わなかったです。
3歳くらいの子だったと思います。
まだコンビニに行く前だったので、その子とそのまますれ違って車を走らせて行きました。
そして、買い物を終えた時刻はコンビニの時計で見た時は夜中の12時半を過ぎていました。
車に乗って走り出した時に、先ほど見かけた子のことを思い出しました。
「帰りも会うかなー」と思って走っていたのですが、同じ所に行ってもあの子の姿は見当たりませんでした。
その辺りは街灯もなく、夜中なので本当に真っ暗で車のライトだけが唯一の明かりでした。
なぜか自宅に戻るまでずっと行きに見かけた子のことが気になっていました。
無事に帰宅してから思ったのですが、なぜ夜中にあんな小さな子が一人で三輪車に乗っているのか?
なぜ街灯もない所なのに額にある傷まで一瞬で見えたのか?
など、明らかに不自然だったことに気がついたのです。
たとえ子供が三輪車に乗っていたとしても、あの時間帯では普通なら周囲に保護者がいるはずです。
そして、極めつけが見かけた子の服装でした。
その時の季節は真冬だったのです。
小さな子がたった一人で半袖&半ズボンでいられるわけがないと・・・。
おそらく私が見かけた三輪車の子供は霊だったのだと思います。
私は霊感があるほうではないので後から考えてもちょっと信じられませんでしたが、今でも思い出すとゾッとします。
しかし、その後夜間にあの道を通ってもあの子に会うことはありません。
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