白いTシャツにジーパンの男性
投稿者:ねこじろう (147)
私は今年26歳になる、ごくありふれた独身女性です。
現在は実家で両親と一緒に暮らしてます。
実家はかなり田舎で、近くにコンビニさえもないくらいです。
ですので仕事が休みのときは、たまに隣県の賑やかな街に出掛けたりしてます。
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この間の休みの日、数ヶ月ぶりに一人でぶらっと遊びに出掛けました。
晴天のその日、
街はカップルや家族連れとかで賑わっていて、私はというと、ネットとかでチェックしたオシャレなカフェでコーヒーを飲んだり、ブティックで洋服とかを見たりしてました。
久しぶりの都会に、少し舞い上がっていたのかもしれません。
路地をあちらこちら歩いていると、いつの間にか道に迷ってしまったようで「あ、どうしよう」と人通りの多い路上で一人途方にくれていたんです。
すると前から、
白いティーシャツにジーパン姿の長身な男性が歩いてきます。
年齢も私とあまり違わないようでした。
彼は右肩にかなり大きめな黒のトートバッグをかけ、辺りを見回しながらゆっくりとした足取りで近づいてきてます。
私は勇気を出して彼に声をかけました。
「あの、すみません」
男性は少し驚いた様子をしながら、涼しげな切れ長の瞳で私を見ました。
「道に迷ってしまったみたいなんです。
大通りに出るには、どう行ったらいいんでしょうか?」
私はどきどきしながら一気にしゃべります。
男性はようやく納得した感じで、少し微笑みながら、優しく丁寧に道を教えてくれました。
私はしっかりとお辞儀をすると、その道をたどるように歩き始めました。
爽やかでとても素敵な男性だったので何かきっかけでもと思ったりもしたのですが、躊躇していました。
というのは、
彼に近づき道を聞いているあいだ、何というか生ゴミのような
悪臭が漂っていたのです。
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私は男性から言われたとおりに、狭い道を歩いてました。
そして次の角を曲がろうとしたときです。
あまり周囲を見ていなかったからか、私は曲がり角から出てきた通行人にまともにぶつかってしまったのです。
怖すぎ
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
いい男なのに残念
恐ろしい男ですね。
ジーパン、シンコ、その愛と死