友達の日記が怖い
投稿者:N (13)
俺は一拍置くように思案すると、胡坐をかいて日記帳に集中する。
この時のAは何やら同じ夢でも見ていたようだが、文章からイライラしている様子がうかがえた。
『平成XX年8月24日。
ああ、きもちわるい。
何度も何度も夢に出るな。
成仏しろ。』
俺は「成仏」というキーワードから大体のことを察した。
知り合いに亡くなった人でもいるのかもしれない。
Aはその知り合いが夢に出て魘されていると、俺は考えていた。
俺は誰が亡くなったのか気になったので、パラパラとめくってこの『夢』と『誰かの死亡』について書かれていそうな日付を探した。
一年前、二年前、三年前、四年前…。
何れも夢について書かれてはいるが、どうやらこの夢に出てくる人物は10年くらい前に死んでいるような書き方だった。
その10年前に亡くなった人物が、大学生になった今も夢に出てくるみたいだ。
10年前はおよそ小学校高学年くらいだろうか。
俺は日記帳の前のあたりから目星をつけて開いてみる。
きっとこの亡くなった人物のことも書かれている筈だ。
『死亡』もしくはこの頃の語彙的に考えると『死んだ』『亡くなった』みたいなニュアンスかもしれない。
俺は「死んだ、死んだ、死んだ…」と口ずさみながら指先で文字の羅列をなぞりながら特定のワードを探す。
そして、小学校5年生の時の日記の内容の中で、Aの友達のF君が亡くなった事に触れているものを見つけ出した。
『平成XX年2月2日。
F君と裏山に遊びに行った。
そこでケンカになってつきとばしたら、F君が池に落っこちた。
手をのばしても手がとどかなくて、きづいたらF君が消えた』
俺はそれを声に出しながら読み上げると、少し顔を強張らせて押し黙った。
『平成XX年3月22日。
F君が消えてから学校がうるさい。
ケイサツもきたし、F君の親にいろいろ聞かれたけど、何もわからないと答えた。
F君は死んじゃったのだろうか。』
これを読む限り、AはF君を池に落としたことを誰にも喋ってないようだった。
『平成XX年5月16日。
F君が夢にでてきた。
体が緑みたいになってて、くさい。』
いいね
しっかり怖かったです
牛丼に睡眠薬とか入ってなかったんかね?
自分なら行ってみたい気もするが…ごくり…
おおー怖っ
ためはち
気をつけてください
絶対に行くべきだよ。行く目的が分かってる点でBCDとは全く違う訳だし、Fを殺る方法も日記から読み解いている。がんばれー!
洒落怖っぽくてイイ!
普通に怖い
いやいや行くのはヤバいだろ
面白かったけどちょっとグロかったw
怖い。
これは実話ですか??
すごく分厚い日記帳
こわヨ
その後が気になりますが、友達やめたほうがいいよ。
完全に頭おかしくなっていますよね。
ヤバいな
でもこんなところで話を切ってるのが違和感
これは創作かな?
創作だとしても面白い
負け越してるやんけ
F君は君に強くなって欲しいだけなんや
え、怖
主人公はA君と同じ運命辿る気がしてやまない