こんな夢をみた(馴染みの喫茶店)
投稿者:バクシマ (40)
短編
2022/10/17
00:41
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俺はいつからコレを友人だと思っていたのか。
まぁ、いいんだ。
俺が友人だと認識すれば事が足りるんだ。
だから旧友がマネキンでもいいんだ。
・・・気づけば俺は廃墟の店に独りいた。
店の真ん中には大きな鏡が据えるれている。
はたして俺が鏡を覗いたら、そこにもマネキンが映るのだろうか。
俺にも役目があるのだろうか。
導かれるように鏡の前に立つ。
しかしそこにはマネキンではなく、大学時代に片想いをしつづけた女性が映っていた。
俺はただ鏡に見惚れていた。
その鏡の中の女は、穏やかに俺に微笑むでもなく、
「あなたは〇〇が出来てないから駄目なんだ」
と、
ひたすらに俺の欠点を面罵しつづけた
いつまでも
いつまでも・・・
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