ぶんしんさん
投稿者:風見鶏 (6)
そんな遊びは聞いたこともないし、私は内心(変な遊び教えないでよ)と思いましたが、いつも世話になっている義母なので気にしないことにしました。
ある日、旦那と子供達と4人で夕食中に息子が父兄参観のプリントを持ってきました。
すると娘が「兄」という漢字を指さして、
「これなんてよむの?」
「これはね『あに』っていって、お兄ちゃんって意味だよ。」
「そうなんだー!んじゃ おばあちゃんのお兄ちゃんは “ろおにいちゃん”だね!」
私は義母に兄弟がいることなんて聞いたこともないし、旦那にいたっては30年一緒にいるが見たことも聞いたこともないと言い、私も旦那も顔を見合わせ頭の中で(なんのことやら笑)となっていました。
それから何日か過ぎ、旦那の給料日になりました。
我が家は給料日に家族みんなで外食に行くのですが、その日は偏頭痛が酷く、私は家に残ることにしました。私一人残ることを不憫に思ったのか、娘もママと一緒にお留守番する!と言ってくれたので、娘の優しさに甘え二人で留守番することにしたのです。
そこで私は義母の兄弟の事をふと思い出し、聞いてみました。
「“ろ お兄ちゃん”って、おばあちゃんが言ってたの?」と聞くと
「うん!“ぶんしんさん”の よこに “ろおにいちゃん”って かいてあるのー」
そういえば『ぶんしん探し』って遊びをしてたなぁと思い出し、遊びの一環だったのかと思い、少しからかう様なトーンで、
「“ろ お兄ちゃん”は本当はいないんだねー」
と娘に言うと、
「うそついてないもん!ほんとだもん!」
と癇癪を起こし、リビングを出ていってしまいました。
私も大人気なかったと思い追いかけると、娘は一冊のノートを持ち、
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