神様はいるかもしれない
投稿者:ぴ (414)
宗教問題っていろいろあって怖いですよね。
確かに神様を信じることで救われることはあるかもしれないけど、度を超すとさまざまなトラブルに巻き込まれることだってあると思います。
だから私はあまりそういう宗教全般が好きではありません。
神様を信じても幸せになれるとは限らないし、それよりももっと現実的に生きていたほうがいいと思うのです。
だけど私の友達は違いました。
友達はいつも何かに救いを求めていたし、神様をすごく信じる子でした。
もともと友達はすごくピュアな人でした。
なんでも信じてしまうし、誰かにコロッと騙されたとしても気づかずに騙され続けてしまいそうなところがありました。
私はずっと友達が心配だったし、優しいけど脆いところもある友達を気にしていました。
しかし、学生時代は友達の近くで守ってあげることができても、卒業後はそうはいきません。
友達が社会人になって、変な宗教に誘われてのめりこみ始めた時も、私はそれをしばらくの間ぜんぜん知らなかったのです。
気づいたときにはもう友達は神様を信仰するようになっていました。
久しぶりに友達に連絡して、会ったときから少し変でした。
部屋は今までと一変してすごく高そうなところに住んでいて、さらに服装が明らかにきらびやかで派手になっていました。
昔の彼女はすごく倹約家でどちらかというととても地味だったのです。
もう少し可愛い服着てもいいんじゃないと言っても、「ちょっとお金貯めてるから」なんて言っていました。
親に仕送りしたいとか言っていて、すごくいい子だなと思ったのを覚えています。
だけど久しぶりに会ったその子は、とてもお金遣いが荒くなっていてびっくりしました。
そして私に言ったのは「今、神様を信仰しているの」というものでした。
突然言われた言葉に、「え?」て感じでした。
神様って何か聞いたら、「神様はいるのよ」と私に自分が信仰している神の話をしてきたのです。
話は長かったけど、ちんぷんかんぷんで私には半分も分かりませんでした。
とにかく急に友達が神様を信仰しだしたことを知り、私は変な宗教に勧誘され始めたのです。
間違いなくヤバイと思いました。
そして友達をこんなヤバそうな宗教団体に引き込んだ人に怒りを感じました。
友達は前から騙されそうな感じがしたし、ちょっと変わった子ではありました。
ちょっと浮世離れしたタイプというか、不思議ちゃんなところはありました。
でも嘘がつけない清らかな性格やおっとりしたところが好ましいと思っていました。
その頃はこんなに話が通じないことなんてなかったし、ヤバさもなかったのです。
すぐに私は宗教をやめるように説得しました。
神というより予知する能力が元々あったのかも知れませんね。
それに無理やり宗教に入らすこともないようだし、貴方を大事な友達として見ているのだと思います。