修学旅行での違和感
投稿者:ユウナ (3)
私が高校生の時のお話です。
修学旅行でとある県のスキー場に行きました。
修学旅行ということもあり私たちは浮かれ気分でスキーを
楽しみ、ご飯を食べて友達の部屋に集まっていました。
修学旅行一日目の夜。私は自分の体に違和感を感じていました。体のだるさと頭痛。
熱を計ってみると38℃の高熱でした。
体のだるさもあり、疲れが溜まって居たのかなと思い
1人で部屋に戻ることにしました。
1人、部屋で横になっているとふと視線を感じたのです。
誰もいないはずの部屋での視線。
視線の感じる方を見ると、クローゼットの中から中年の
男性がこちらを恨めしそうに見ていたのです。
怖くなり布団に潜って目を閉じました。
しばらくして同じ班の友達が戻ってきて、私は委員会会議に
行きました。体はだるかったけど仕事だから仕方なく行ったのですが、委員会会議が終わって部屋に戻ると何人かの女子が泣いていたのです。どうしたのかと尋ねると、〇〇ちゃんが幽霊みたって言うのと。私が、男の人やろ?と言うとみんな悲鳴をあげていました。その子が見た人と私が見た人が同じだったのです。
この修学旅行中、私の熱が下がることはなく、修学旅行にネットで調べると、男の人がそのスキー場で自殺をしたという記事がありました。私の高熱の原因も分からず、修学旅行の最終日、スキー場から離れると熱は下がっていました。
写真こそ載っていなかったものの、私たちが見た男性と
一致しているかもと考えると今でもゾッとします。
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