忘れないで。(あの日の記憶)
投稿者:菊地@春樹EXE (4)
沖縄。今は青き海の町。
だけど振り返れば悲しい歴史。
昭和20年第二次世界大戦末期。
沖縄諸島に上陸した米軍と英軍を主体とする連合国軍と日本軍との間で行われた沖縄戦は多くの犠牲者を出した。そんな沖縄で自分が経験した話。昔自分が学生の頃、実際に体験した話を今一度書いてみようと思いました。
自分はある日沖縄戦を生き延びた一人の老人の話を聞いていて先生から「沖縄に行きたい人?」と言われみんなが手を上げましたが老人は自分を指差して言いました。
「彼に行かせてあげなさい」と。
そして老人と沖縄に行く際さまざまな心霊現象に遭いました。
まずは沖縄に着いた時。
空港の駐車場に車を停めていたら突然車が動かなくなり老人が言うには「お客さんが来たよ」と言い出したんです。
その時自分は何も感じず不思議そうにしているといきなり目の前に白い服を着た女性が車の前に出てきて何か呟いた後また車の中に戻っていきました。
すると今度は動き出しました。
そして車は無事にホテルに到着。
ホテルの部屋に入った瞬間女性の笑い声が聞こえたり、風呂に入ろうとした時にシャワーを浴びていると突然水が出て驚いているとシャワーを止め忘れていて蛇口から水が流れていただけということもあったりしました。
他にも夜中に目が覚めてトイレに行って部屋に戻るとベッドの下に軍服の人が立っていました。
そして一人月夜の海岸線にいると突然戦艦が現れて自分の目の前に止まりました。
そして中から人が降りてきました。
その人は自分に対して「少年兵菊地春樹‼︎敬礼‼︎」と言ってきて混乱しました。
しかしそこで自分は声を上げました。
「海軍大臣菊地春樹‼︎これより指示を下す‼︎大田実海軍中将‼︎貴方は既に死んでおられる‼︎」と言うと軍隊はザワザワとし出した。
その後自分は軍人達に「黙れい‼︎」と叫び、続けた「しかし‼︎貴殿らの戦いは立派であった‼︎貴官らの奮戦により我ら日本国民も救われた‼︎感謝する‼︎だが‼︎海軍大臣菊地春樹‼︎私の叔父は死んだ‼︎しかし‼︎貴殿らの犠牲の上に‼︎私は生きている‼︎だから‼︎私のために生きてくれ‼︎貴官らは死ぬべきではないのだ‼︎」と叫んだ。
すると彼らは涙を流し始め彼らはもう死んでいると言った。
するとリーダーは自分に向かって「いや違う‼︎貴官らがここにいる理由は一つだ‼︎それは貴方に会いに来たからだ‼︎我々は貴方に我々の生きれなかった分‼︎貴方には生きて欲しい‼︎だから‼︎この国の未来を頼むぞ‼︎少年兵‼︎」と言われた。
悲しくて泣きじゃくる自分は「海軍大臣菊地春樹‼︎貴殿らに最後の命令を下す‼︎我々の供養がある‼︎だから‼︎安らかにお眠りください‼︎解散‼︎」と言うと全員が敬礼をして船に戻って行った。
そして春樹は
うみ行ゆかば 水み漬づく屍かばね
山やま行ゆかば 草くさ生むす屍かばね
大おほ君きみの 辺へにこそ死しなめ
戦争は愚かすぎるので、やめよう。
そうだな。戦争はダメぜったい‼︎