高校の体育館が本物の心霊スポットだった話
投稿者:チクタク (1)
これは私の通っていた高校の先生から聞いた話。
その高校は地元ではまあまあ有名な心霊スポットだった。
結構大きな学校で、旧校舎と新校舎が道路を挟んで向かいに建っている。
使ってるのは基本新校舎で、私はいつも窓からぼんやり旧校舎を見ながら授業を受けてた。
ちなみに旧校舎は体育館とグラウンドは使ってOK、校舎自体は立ち入り禁止みたいな細かいルールもあったけど、昔のことだから詳しくは覚えてない。
当時、高校は男女共学で、その前は女子校だったそうだ。
共学にするときに校舎を新しくしようということで、現・校舎を壊してそこに新校舎を建てる流れに決まった。
業者が入って体育館から解体作業が始まる。
数日後、現場の作業員が、作業中の不幸な事故で亡くなった。
そのまま作業を続けていると、数日後にまた・・・。
そんなことが立て続けに何度も。
しかもペースが早い。一週間に数人が亡くなることもあった。
亡くなった人数は6人を超え、作業員たちも、次は自分の番がくるのでは・・・?と怯え始める。
さすがに取り壊し自体中止になるかと思いきや、もう途中まで壊したんだから最後までやってほしいという上からのお達しが来た。
体育館の床の下を掘ったときーー
床下一面にみっしりと骸骨が埋まっていたそうだ。
「この地を荒らすな。立ち去れ」
そう死者の怨念が訴えてきたのが、作業員達には分かったそうな。
骸骨は土の中に再度埋められ、御祓が行われたあと、敷地内に墓が作られた。
出てきた遺骨の数は100体以上。
取り壊しはもちろん中止。
昔、この土地は罪人を裁く施設があったらしい。
そこで亡くなった罪人を埋めた場所にたまたま体育館が建ったようだった。
曰く付きの土地を安く買って学校建てるっていうのはよくある話だけど、さすがに自分の高校がそうだとは思わなくてびっくりした。
もうびっくりしたとかを超えて失神しそうになった。
だってその体育館、授業で使ってるんだもの(笑
普通に卓球したりバドミントンしたりしてました。
(もうかなり前の話なので、今はどうだかわかりませんが)
その校舎は今も新校舎の道路を挟んで向かいに建っている。
本当は老朽化してるから壊さなきゃいけないそうだけど、校舎も体育館も手付かずのまま。
今も高校の施設の一部として再利用されてるのかなあ。
自分たちが埋められてる上に建てられた建物なんて、普通は壊して欲しいと思うんじゃないか。
その埋葬されている人間たちは、生きてる人間が走り回って自分たちを踏みつける方が好きなのか。
それと、刑場で刑死になった人は刑場に埋葬することはないから、刑場だったんじゃなくて死刑囚の埋葬地だろうな。