視えていたのだろうか
投稿者:あおちゃん (5)
『ここにおねえちゃんいるよ!いっつも○○ちゃん遊んでると来るの!』
『こっちにおいでって言うんだよ^^』
義母「そのおねえちゃんはおっきいの?」
『○○ちゃんよりちっちゃいよ!あっちのおねえちゃんはおっきいよ!」
と、茶の間と座敷を区切る襖の前を指さした。
『おねえちゃん、事故で死んだんだって。こっちのおねえちゃんも死んだよ』と続けました。
背筋がゾクッとしました。まさかこんな展開になるとは思っていなかったので。
いくら想像力が豊かだといっても、死に関する話、それも「事故死」など2歳の口から出てきたことに気味の悪さを感じました。
その後、息子が時々教えてくれた話は
・女の子が二人(5歳と2歳?)
・大きいおねえちゃんは離れてみていて、小さい子はいつもそばにいる
・「こっちにおいで」と呼ばれることがある
・寝室には男の子もいる
・女の子は布団に入ってくるけど、男の子は枕元にいる
・枕のそばに白い蛇がいる(突然火が付いたように泣いてびっくりしたが、問いただすと蛇がいて怖かったらしい)
あまりこちらから聞き出すと面白がると思い、話題にしないようにしていたが、息子の会話の中で教えてくれた話はざっくりこんな感じだった。
さすがにあまり良くないのでは。と悩み、某掲示板に相談してみたが「子供の嘘、子供の妄想」という意見もあった。
私自身もその可能性であってほしいと思ったが、内容も内容なだけに心配にもなり、地元では昔からこっち系の相談に乗ってくれる「ホンマさん」というおばあちゃんへ初めて相談した。
子供の言っている事なので…と電話で相談すると、「このまま放っておいてはだめだよ。親でしょ、ちゃんとしなくちゃ。」と厳しい口調に少し委縮した。
会ってもらえることになり、後日ホンマさんのお家へ伺った。
玄関にはしめ縄のようなものが飾られていたので、迷うことはなかった。
チャイムを押すと、小柄なおばあちゃんがでてきた。電話でのあの声に緊張していたが、実際は柔らかい口調の可愛らしい人だった。
息子は知らない家のせいか、なかなか入りたがらず、半ば強制的に玄関までいれると、泣いて暴れた。
家の奥から、ホンマさんの飼っている小型犬が物凄い剣幕で吠えてくるので、余計に息子は怯えてしまっっていた。
「すいません…」と謝ると、ホンマさんは吠える犬をなだめながら言ってくれた。
「その子(息子)は感が強いのよ。だから入りたがらない。わかるのよ、そういうのが。この子(犬)もわかるのよ。だから吠えちゃうの。ごめんなさいね、怖かったわよね?でも入ってこないように吠えちゃうのよ。」
「一時のものだけど、このままにしてはおけないの。このままではだめなのよ。そんなに悪いものでは決してないけど、このままにはしておけない。あなたも母親なら守ってあげなくちゃ。」
「大丈夫。怖いことはないのよ。おいで…」
そういって手を引かれると、くるっと向きを変えられ、背中を強めにポンポンと叩かれた。
息子も叩かれたが、そのあとよくさすってくれた。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。