新興住宅地から追い出された神社の祟り
投稿者:紀佐 (2)
以前、私が住んでいたところでのお話です。
私が住んでいた家は、新興住宅地の中に2軒だけ一戸建ての借家があり、その2軒のうちの1軒に住んでいました。
その新興住宅地の見晴らしのよい小さな小高い山にあり、私の家はその中腹あたりに建っていました。
そして、家から表へでると坂の真下に厳島神社という神社がありました。
いつも家から下へ下る坂を歩いていると、その神社に参拝しにいくような不思議な感覚があり、そのためか
厳島神社に頻繁に参拝するようになっていました。
あるとき、犬の散歩で厳島神社付近を歩いていると近所の人と話をする機会がありました。
ひょんなことから近所の人が昔の話を始めました。
ここの新興住宅地が建つ前に厳島神社は、この場所でなく中腹にあったそうです。
近所の人が神社があった場所を指で指して驚きました。
その場所は、私の住んでいる借家の辺りだったからです。
さらにもう1つ神社があったそうです。その場所は、小高い山の新興住宅地の一番上のいただきにあったそうです。
その名前は熊野神社ということでした。
この新興住宅地が建つ前には、厳島神社と熊野神社をお参りする人たちが多くいたそうです。
そんな歴史があったことを話てくれました。
以前、一番上にあった熊野神社は裏山に移されたことも話してくれました。
そして、裏山に移して新興住宅地を建つことになり、厳島神社も中腹から一番下に移されたそうです。
それから不思議なことにその新興住宅地を建てることに関わった不動産会社は、みるみるうちに廃業に追い込まれて
しまったそうです。
私が住んでいる借家の場所が、厳島神社があった場所ということも驚きでしたが、
その借家の大家さんにも気になるエピソードがあります。
その大家さんはここに借家を建ててからしばらくして交通事故で亡くなられているそうです。
現在は、亡くなられた方たちの娘にあたる人が叔父とともに大家をやっているということでした。
そして、さらに気になることは厳島神社からある通りの場所だけ不思議な死に方をする人たちが多いということです。
何故か住宅のある通りだけ、頭に関連した死に方をする人たちが多かったことが気なりました。
高齢者が多いということもあり偶然なのしれませんが、ある通りだけは葬式が多いという妙なことがありました。
その通りに私たち家族も住んでいて、あるとき意を決して引っ越しをすることに決めました。
今もその借家はありますが、他の方が住んでいます。
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