私の母はポルターガイストでした

私の母は何より音楽が大好きで、特別に毎朝7時から学校の音楽室でピアノを1時間弾かせてもらっていました。

卒業後に入社した後も、ブラスバンドに所属し、毎日のように練習していました、

そんな母も結婚し、専業主婦となりました。結婚祝いに後日、母の実母からピアノをプレゼントされました。凄く喜んで、毎日弾いていました。

それから20年後、あの世へ母は旅立ちました。ほぼ一生を音楽に捧げた人生でした。

ところが、すぐに家計は火の車になり、マイホームのローンも払えなくなりました。

なぜなら、家計のすべてを管理していたのは母だったからです。

あっという間にお金はなくなりました。

そこで父は、金を工面するために、母が大事にしていたピアノを売ってしまったのです。

そこでしばらく経ってから、私は母の供養に子供用のおもちゃのピアノを供えました。

するとなんと、午前1時から1時間くらい何もしなくてもおもちゃのピアノが音楽を鳴り響かせているのです。まるでポルターガイストのようでした。

おそらく父が、亡き妻の遺骨を何年間も仏壇に置いて墓に入れてなかったので、成仏できていなかったようです。

亡き母も音楽への未練があったのでしょう。そこで父は、このおもちゃの電池を外しました。

するとピタッと音が鳴らなくなりました。

ただこの件は、お骨を墓に入れてなかったのが1番の原因だと思っています。