廃旅館からの誘い
投稿者:バクシマ (40)
長編
2022/04/11
11:45
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「 デテイケェ・・・ 」
・・そのまま私は気を失いました。
意識を取り戻したときは、もう朝でした。
早々にテントの撤収作業を終わらせ、焚き火の始末をし、着火に用いた部屋の掛け軸の灰をキチンと回収した私は、
部屋の机の上にいつのまにか置かれていたアボカド、バナナ、キウイ、パパイヤ、イチジク、メロン、そしてマンゴーなどのラテックスフルーツには目もくれずに旅館を飛び出しました。
こうして私は
怪異の廃旅館に呼ばれながらも命からがら生還し、秋田の乳頭温泉(混浴)に立ち寄りつつ無事に帰宅することができました。
・・そして、
その後、再びあの旅館から電話がかかってくることはありませんでした。
飲み会の勢いでこちらから電話したこともありましたが
「おかけになった電話番号への通話は、お繋ぎできません。」
と、返ってくるのみでした。
その場にいた頭のおかしい友人にこのメッセージの内容を伝えると、
「お前、それ着信拒否されてんじゃん」
と笑われました。
来年の夏は、この友人を連れて〇〇旅館にキャンプに行きたいと思います。
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洒落怖の旅館の求人を感じる
申し訳ないが
恐いと言うより笑えた
恐怖の極みのはずの会話の最中に
マンゴーアレルギーを言うかwww
投稿者様は友人と廃旅館に再度訪問してでしょうか?
んで投稿者と友人は廃旅館に再訪した話をお願いします。
部屋で焚き火したの?
旅館側からしたら面倒臭い客だから来てほしくないわな…
なるほど、二度と来てほしくないと思わせれば呪われることもないのか。
怖い話の大半は、この方法で解決できるのではないだろうか(笑)?
秋田の乳頭温泉(混浴)
ここは笑うとこなのかな!?