「あんたの二つ前の住人が部屋で自殺したんだって」
部屋の電気が消えるのも、トイレの水が勝手に流れるのも……全ては気のせいで片付けれる範囲だった。それでも、その母の言葉に納得してしまう自分がいる。
気のせい。魔法のように便利な言葉の効力は5年越しに切れた。いや、そもそも初めから効いてなんかいなかったのかもしれない。
あの日、窓に映った影は最初から……。
いや、ずっと部屋の中に居たんだ。
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かなり面白かった!
もっと評価されてもいいような気がするけど