ごめんなさい
投稿者:邪神 白猫 (7)
短編
2022/04/01
04:58
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(どうしよう……)
私は思い悩んだ挙句、泣きながら携帯を手に取った。
『ごめんなさい』
そう何度も呟きながら、涙を流して携帯を操作する。
——そう。
私は今、小説を書いている。小説として、この話しをネット上にあげてしまえばいいのだ。
幸いな事に、私は普段から趣味である小説を書いてはネット上にあげている。それを利用すれば、少なからず身近な人にこの話しをしないで済むのだ。
そうはいっても、やはり良心が咎《とが》める。いくら見知らぬ人とはいえ……。
だから、「絶対に見ないでください」って書いたのに——。
本当に、ごめんなさい。
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