悪口言ったら足持っていかれるよ!
投稿者:レイレサ (64)
父が若い頃に出会った奇妙な人物の助言とその後の出来事について書いてみようと思う。
少しフェイクは入れてある。
私の父は20代の頃は職を転々としていたらしい。
ある時は喫茶店で料理作成の補佐をしたり、ある時は長距離トラックの運転手だったり、ある時はどこかの会社で事務作業をやっていたこともあったそうだ。
父が営業職に就いていた時に奇妙な人物と出会ったそうです。
取引を終えて会社に戻る途中のことだった。
勘が鋭かった父は誰かの視線に気が付いた。
道端で奇妙なオーラを醸し出していた中年女性が父をじろじろと見ていた。
その女性が立っていた場所にはテーブルが置かれており、こんな立札も置いてあった。
【占いやります、一回〇〇円】
といった内容だったので、相手が占い師だとすぐにわかった。
占い師と目が合うと、父は何か言われそうな予感がした。
占い師は父の全身を眺めてからこんなことを言い出した。
占い師「あなた、将来家族のことで頭抱えるわね」
占い師「ちらっと見ただけだから、具体的には答えられないけど」
占い師「私の店に来てご家族の名前と生年月日を教えてくれたら、もっとはっきり視えるわ」
父は困惑したそうだ。
相手の店に行けば何が起きるか分からない。
占いの結果だけじゃなくて、何か売りつけられるかもしれない。
それに、占いを頼んだわけでもないのに、なぜ急に話しかけてきたのか。
何か企んでいるかもしれないと思った父は占い師の提案を断ってその場を去ろうとした。
占い師が何か言っていたがその言葉を無視してしまった。
占い師の言葉も気になるが、下手に関わりたくない父はそそくさと逃げてしまった。
後日、父は占い師に助言を貰った方がよかったかもしれないと思うような出来事に見舞われることになる。
父方の親族でも特に親戚のある女性が私の母のことを毛嫌いしていた。
何かにつけてネチネチと嫌味を言うのだ。
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