インコのピーコの不思議な話

僕の知り合いから聞いた不思議な話です。
ある男性が、1人暮らしをしていて寂しいのでペットが欲しくなりました。
店へ行き、手ごろな値段の動物を探していると「緑色のインコ」が目に入ります。

男性がインコを見ていると、可愛く購入する事にしました。
カゴと一緒に買い、部屋で飼う男性。
男性は、インコの名前をピーコにしてとても可愛がっていました。

「ピーコ。」

と、呼ぶと反応してくれて頭がいい感じのインコです。
しかし、1か月経った頃、男性の家に泥棒が入ります。
タンスの中から、数万円盗まれたのとカゴが放り投げられていました。

中のインコは、死んでいて男性はショックを受けたものです。
それから、男性は寂しい毎日を過ごしていました。
数日後、ベランダのガラスから音が聞こえてきます。

「トントン　トントン」

男性を呼ぶ感じの音で、カーテンを開けました。
すると、ベランダの柵に緑色のインコが立っています。
こちらを見ていて、飼っていたインコのピーコとそっくりだったそうです。

泥棒に入られ殺されたピーコは、土にエサと一緒に埋めたはずです。
ベランダにいるインコは、全くの別のインコのはずです。
そのインコに、男性は手を差し伸べると手の平に乗って来ました。

それから、男性はそのインコにピーコと名づけ再び飼うようになったそうです。