夜にだけ見える不思議な泡
投稿者:レイレサ (64)
これから紹介するのは、ある田舎の道路に時折出現する霊的存在にまつわる話である。
ある田舎には昼間は交通量が多いが夜になるとやや静かになる道路がある。
この道路には見える人にはあるものが見えるという・・・。
以下はあるフリーター女性の体験談だ。
ショッピングセンターでレジ店員をしていたフリーター女性の川さん(仮名)は子供の頃から不思議な体験が多かった。
霊を見たり、不思議な存在を見たり、普通の人が見えない存在を見ることが出来る人だった。
ある日、川さんは友達と遊びに出かけたが、途中で喧嘩になってしまった。
帰宅中に落ち込みながらある道路を車で走っていた。
T字路に差し掛かった時に川さんはあるものを目撃してしまった。
道路一面に小さな泡みたいなものがたくさんふわふわと浮かんでいたのだ。
全く恐怖はなかった。
むしろ幻想的な光景だった。
丁度信号が赤だったので、ふわふわ浮かんでいる無数の泡をしばらく眺めてしまった。
青信号になってしまい、その泡の中を車で通って行った。
不思議と危険とか恐怖とかそういう感情は浮かんでこなかった。
その後、川さんは友達と仲直りが出来た。
どうしようかと悩んでいたが、うまく仲直りできたことで少し安心できたそうだ。
それから半年ほど経ったある日のこと。
川さんが勤めていたお店が閉店することとなった。
新しいバイトを探すことになった。
あるバイトの面接を受けることになったのだが、バイトの面接の前日のことだった。
用事が終わり、この前泡を見た道路をまた通ることになった。
しかし、その時は泡を目撃することはなかった。
理由はおそらく時間帯ではないかと思われた。
前の時は夜だったが、今回は昼間だったからだ。
もしかしたら、あの泡は夜しか見えないのだろうか?
川さんは新しいバイトが決まり、以前泡を見た道路を使って通勤することになった。
バイトが終わり、帰宅する時には夜になっていた。
例の道路を車で通ることになった。
泡は見えるだろうか?
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