串刺し村にて
投稿者:誠二 (20)
長編
2022/02/12
21:43
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俺と祖父が昨晩の体験を報告すると、村人たちは口々に感謝を述べて拝んできました。
「有難い。これで心おきなく村を出れます」
帰りのトラックの中で、こっそり祖父に聞きました。
「しかしあの人たちのご先祖さまも酷いことするよな。庄屋本人に復讐するならまだしも、娘さんを殺すなんて」
すると祖父は複雑そうな面持ちをし、ちらりと俺の方を一瞥しました。
「やはり未熟だな。庄屋の断末魔が聞こえなかったらしい」
「えっ、すごい叫んでたのは聞いたぞ」
「ワシにはもっとハッキリ届いた。消え去る間際、あの男は言っておったぞ」
「なんて?」
一呼吸おいて祖父が返した言葉にぞっとしました。
「『よくも先を越しおって』『俺が狙っておったのに』……とな」
もし言い伝え通り底なしに欲深な庄屋なら、米が尽きた時のことを考え、自分の妻や娘すら非常食と見なしていたのかもしれません。
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けいとらに よにんは むずかしい んじゃないでしょうか?
おいくらぐらい もらへたのかが きになります。
じゃ って話す人をいまだに見たことがない